霧の向こうにあるもの

もう2月です。
「1月は早いネーッ」って声も聞かれるけど1月は用事が多いこともあって、いつも長く感じます。
2月といえば節分
節分は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで「季節を分ける」ことを意味している。特に江戸時代以降は立春の前日を指す場合が多い。
「立春の前日」を主に節分と指すようになったのは、冬から春になるのを1年の境目とし、現在の大晦日と同じような感じに考えていたからだそうだ。
「豆まきの日ーっ」って覚えしかないけど、けっこう重要な日で神社では「厄払い」なんかの受付ももこの日が多いようです。
「春」なんて文字を見ると上みたいな景色が懐かしくなってきます。
北海道の冬は長いというけれど、立春のこの時期から雪質も変わってくるような気がします。
雪は相変わらず降るけれど、重みを増した雪というか春が近い雪みたい。
そう考えると冬になったのもついこの間のように思える。
春や夏のイメージは色々あるけれど、ねこんは「霧」が夏のイメージです。
スクールバス乗り場へ向かう道のりの先に大きな坂があって、朝霧がその向こう側に溜まって、いつもと違う景色が現れる。
現れるというか、いつもの景色が消されているんですけどね。
あの霧の向こうには、きっと海がある。
そう思い込んでランドセルを揺らしながら走っていった。
海には着けなかったけど、何か大きな景色に海を感じたんだと思う。
「霧」というと比ゆ的には、先が見えない不安なことの表現に使われるけど、自分にとって「霧」は明るい兆しの前触れなのです。
そう、朝霧の日は、大抵晴れていたから。
そんな季節ももうすぐです。
冬の何が一番うんざりかというと雪のことや道が滑るということより、野菜が高いのが悩みです。
夏場だと同じ値段で3個買えるな、このキャベツ。。。
そういうわけで「かみしほろん」1周年キャンペーンも〆切になりました。
とりあえずノルマは達成できたかな?
透明な木

今日と明日は幾分寒さがやわらぐようで「おびひろ氷まつり」の氷像も瞬く間にやせ細ってしまうのが惜しいと朝早く家を出る。
ようやく辺りが明るくなってきたころ会場に着いた。
寒いな~っ 寒いな~っ
でも人がたくさんいる。
朝の散歩の人 カメラを持って歩いてる人
それに昨日からお祭りは始まっていたのに氷像の製作がまだ続いていた。
チェーンソーや電動ドリル、サンダー(研磨機)。。。
氷像というとノミとトンカチを想像したけど、木工芸と同じ機械が使われている。
まるで透明な木材を加工しているみたいだった。
命短し美しき妖精。
その姿は、朝がよく似合う。
なんにもない♪

「なんにもない なんにもない まったくなんにもない…」
たしか、そんな詩の歌がありました。
なんにもないところなんかあるのだろうか?
ほとんど日帰りのたびしかしないのに「とほ」とか「なまら蝦夷」といった旅の情報誌をパラパラと読んでいると「なんにもない」ことをウリにしているお宿を見かける。
「なんにもない」といってもご飯も布団もないわけじゃなくて、広ーい大地の真ん中にポツーンとあるような感じの宿だったりして、回りが「なんにもない」ことを指しているようだ。
「なんにもない」ことがウリになるかな?
「なんにもない」の反対はなんだろう。
「なんでもある」ところこそ、そんなにないと思う。
「なにかある」ところには、なにがあるだろう?
「なんにもない」ところはホントにあるのだろうか?
「なんにもない」ことを確かめに行ってみたい
北海道に移住した知り合いの話を前に書いたことがあるけど「なにかある」らしい土地は、車で少し走っただけでどこかに着いてしまうという。
そういう経験をしたことがないからよくわからないけど、街中ならいざ知らず、そんなにせわしないところなのかなぁ。。。
見渡す限り純白で起伏の少ない大地は、たしかに「なんにもない」風景なのかもしれない。走れども走れどもクセのない風景。
そういう「なんにもない」ところが好きで、この地に惚れ込んでくれる人が、たくさんいる。
そこで、ふと気がついた。
「一糸乱れず」 を絵に描いたようなどこから見てもスキがなく
一日は秒単位でしっかりスケジュール管理してる
そういう相手と
もの静かながら感受性と表情の豊かさだけが取得で
物事は、そつなくこなすけど予想もしないポカもやらかす
そんな相手
どちらが、お好みですか?
というのと似てるのかな。。。
「なんにもない」景色から
ふと何かを見出すことは、「恋」と似てるんだと思う。
だから「なんにもない」というのは
「宝の地図」な言葉かもしれない
旅人は、それを見出すのが特に旨い。
恋の設定に転校生が多いみたいなものです。
でも、近頃の旅人もスピードを上げているから感性が退化してしまいそうです。
「今朝、横浜から(オートバイで)来ました。明日羅臼まで行って、あさってには帰ります」
うーん。。。
森の三兄妹

「これで何度目の冬かなぁ…」
「うーん…何度目だろうね。もうわかんないや」
「何度目っていつから?」
「いつからだろうね…」
「最後にお腹いっぱいだったときかな?」
「そうだ!そのあたりだよ」
「それほど経っちゃいないよ…」
「そうかなぁ…」
「毎日空ばっかり見上げてるからそう思うんだよ」
「だって空しか見えないじゃん。ここ…」
「うーん…きっともうすぐだよ」
「なにが?」
「何がって…春がさ…」
「春になると何があるの?」
「回りに緑色の頭の小さいやつがピョコピョコね」
「そっかぁ!そういえばいたねーっ」
「それで何度目の春だい?」
「さーね…待ってれば何か来るよ…きっと何か…」
なりそこないの北海道

今日は暖かい日でした 昨日は-5℃ 最高気温でね
今日は予報で+2℃ 空だけ見ると春の様相
あったかいコートがジャマになる
こんな日は玄関先の氷を割っていると暑くなってくる
信じますか? 信じられませんか?
暑くてTシャツ姿で雪除けしたりなんかもできるんだよ
でも、雪焼けしやすいんだよね
上からだけじゃなくて 下からも陽射しが来るから
サングラスもかけておかないと白目のあたりが赤くなってしまう
いわゆる「雪目」と言うんだってさ
目も日焼けする
大地はまだ 見渡す限りのレフ板
ハレーション起こして自分が消えそうです
こんなにたくさんの雪でも 春にはほとんど消えてしまう
あんなにたくさんの雪だったのに すぐに懐かしくなる
DNAの中にも雪の記憶が刻まれているんです
そう思うと 早くも雪が名残惜しい
足元を見ると 大陸から離れかけた北海道の姿。。。
“試される大地”とかいうけれど
試してる方が多いと思うなぁ


