現役士幌線遺構

上士幌町 ぬかびら源泉峡へ向かう道。
旧国鉄士幌線アーチ橋梁群が見えだす『黒石平』の付近は山岳地帯の様相が高まり、トンネルが多くなります。
ダムを横目に見ながら走る付近はトンネルが短区間に連続していき、景色をゆっくり見ることも叶いません。
上士幌町糠平周辺にはたくさんのトンネルがあって上士幌町市街側から順に
鱒見トンネル
泉翠峡トンネル
(糠平ダム前面)
龍門トンネル
ぬかびら湖畔トンネル
不二川トンネル
糠平トンネル
三の沢トンネル

このあたりは完全に山岳地帯のため、駐車場もほとんどなくトンネルに挟まれた橋の上でもあるので路上駐車は危険です。糠平への進行方向側に龍門トンネルがあって、糠平側の出口に駐車して歩道を歩いていくことになります。
まぁ、288mのトンネルですから大したことではないでしょう。

その龍門トンネルの糠平側出口に鉄橋があります。
ぬかびら源泉郷からの帰り道に橋の名前が目にとまった。
『ぬかびらこせんきょう』。。。
『糠平跨線橋
』
すると線路を越えていたって事なんだね。
ところが車から見えるあたりには軌道の跡らしきものは見えない。。。
わずかに見える橋の両側も鉄路が走るような場所には思えない。
『どういうことになってるんだろう』
ここをいつか見に行こうと思っていたけどトンネルにはさまれた部分だから、行きも帰りも忘れてしまい、そこに差しかかった時に思い出すので止まるに止まれない。。。
そういうわけで、ここを『ついでに寄る場所』ではなく、『始めに寄る場所』にしないといけない。
ちょうどトンネルのよう壁の修理をしていたので現地は、通行車両も徐行という状況。
いつもはうっとおしい工事現場もことによっては助かるものです。
『糠平国道』の碑の近くに駐車。
意気込んで橋まで行き、橋の下を覗き込んでみる。

『へーっ』
橋の台座のすぐ脇に塞がれた国鉄士幌線の第5糠平トンネルが見えた。
その向きからすると橋と垂直に交わっていたわけではなく、鋭角に ほとんど平行に近いくらいの形に交わっていたようだ。
橋の対角線上の反対側に第4糠平トンネルが見えた。
自分が見た跨線橋のイメージは全て垂直に交わっていたけど、それは先入観だったようです。
下へ降りてみると橋の下のほとんど短い区間で陽の下にほとんどさらされることなく交わっていたようです。
途中には砂防堤から来る小川を越える橋もあったようです。
たぶん国鉄の車窓からは一瞬だけ明るい場所だったんだろうねぇ。。。

たまに人が訪れる人がいるらしくたくさんのエゾシカの足跡にまじって靴跡も目に入った。

頭の上をゴーゴー車が走り抜ける音がする。
かつては橋の下のほうが激しい音がしたのだろうけど跨線橋は突っ張ったまま。
境に背を伸ばしてがんばっていた橋も本来の存在意義とは違うものになってしまったけれども今も交通の片鱗のために働いているのは変わりない。
だから旧国鉄士幌線の現役遺構には変わりないと思います。

※この区間はトンネルが連続し、通行車両も少なくはありません。
そのため無用心に道を横断するのは危険です。
このときは、龍門トンネル内の破損壁の修復のため一時徐行規制があり、保安員の方の『車が来たら教えてあげるよ』の言葉に甘えさせていただきました。
湖側は真下が第5糠平トンネルで、高さもあるので、危険です。見るときは反対側から降りてください。
負ったリスクは自分だけの責任というわけにもならないので良識ある行動をお願いします。
おおざっぱな青空

晴れの日が続いたカラカラ5月
雨の日が続いたジメジメ6月
どうしてこんなに大ざっぱなのか
気候はバランスをとろうとする動きがあるらしいけど
それにしても片寄りが多すぎだよ
ためた洗濯物を一気に片付けるみたいに
どーっと!

パタパタと走り回って
日本中に脱水もままならない洗濯物を干していく
やれやれ もう終わりましたか?
洗濯物は乾いたようで
空いっぱいに干されていた雲が
やっと取り込まれたように
空が割れて陽が戻ってきた
ホントに久しぶりだから
今しばらくは『暑い!』なんて言わないよ

物干し竿みたいな電線
みのりの学舎
世界地図の上では小さな 本当に小さな島国。
その北端にある小さな島『北海道』。
『島』とはいわないけれど『島』と付くところの方が大きかったりすることもある。
そのくらいちっぽけなところ。。。

『稔(みのり)中学校』 音更町
ところが人間の方がもーっとちっぽけだから、車で朝出れば横断できそうなこの地に雄大なロマンと開放感を感じてしまいます。
見えなくなるまでまっすぐ続く道
どこまでも高い空。
かすんで見えなくなるまで続く田園風景。
どこまでも広くて どこまでも平らで
だけど山は険しい。。。
かつてこの地に移住して落ち着いた人が、こう申しておりました。
『十勝は平坦過ぎて車で走っていると飽きてくる』
遠くまで見渡せるし、開拓が熟して青々とした畑がどこまでも続くと飽きてくるのかなぁ。。。
でもそれは見方の違いだと思う。
見えているけど見えていない。。。そんな気もします。
だからといってもその人なりの考え方や感じ方があるだろうからいわないけれどね。
そんな平坦な景色の続く中にこの学校があります。
既に廃校から30年を越えていました。
学校がいくら大きい建物とはいえ、経営規模拡大の農家の建物や収穫小麦の乾燥施設のほうがずっと大きい。
だから近くまで行ってやっと気がつくほどです。
学び舎は、本来子ども達の場所であるけれど、この学校は設立の折、地域住民間の設立地に関する対立から一部の生徒(125人中57人)が登校拒否といったことになり、私塾を設けて通わされるという異常な事態になったそうです。
事態は、翌年収拾されたそうですが、その校史はわずか22年。
その短い校史は子ども達の記憶をほとんどとどめることもなく、現在は農機具庫の余生を送っています。

昭和27年創立 昭和49年3月閉校

収穫間近の小麦の色をした学舎。
麦の色は黄金色に例えられるけれど、同じ色を持つ校舎は決してきらびやかではなく、高い空の下で古ぼけていくだけなのでしょうか?
多感な年頃、どこまでも広い大地は人の心までは容易く朽ちさせはしないと思う。 そう思いたい。。。。
みのり(稔)は、今も確かにあるんだからね。
双頭のパンダ!

『畑が乾燥してカラカラだよ~っ』とか
『サックシュオルベツ川に水がない』という日記を書いたら
度を超えた自然からの返信がありました。
なして。。。?
そうすると「かみしほろん」に日記で書くと度を超えて実現するということだね。(プラス思考)
『いやぁ~お金降ってこないでしょうか?』
。。。こんな大人にならないでください。
せめて『ぬかびら源泉郷グッズ』に当選しないかな?
こういうことを書いてホントに当たったらインチキ呼ばわりされそうです。
掴みはここまでということで。。。
今日は、久しぶりにまとまった青空が出てきました。
昨夜の雨がウソのようです。
でも湿度が高いのが厄介ですね。
本場の梅雨は、壁を触っただけでしっとりしていて、壁に貼ったものがみんな波打ってくると聞いたことがあります。
乾物好きのねこん(意味不明)としてはドライな方が良いですね。
ドライじゃない方が好きなのはカレーくらいです。
ともかく短いと巷で噂の北海道の夏。
雑草もアタフタと萌えています。
アタフタせずともゆっくり行きましょう。
夏は逃げるわけじゃなし。。。
あまりアタフタすると頭がたくさんあるように見えますよ。
それじゃマンガだ。。。

(上士幌市街通学路にて)
みちを わたるときは
みぎ ひだり を
よくみて わたりましょう
時を越えるゴミ
かつて糠平ダムまで通じていた旧道は、途中崩落の危険があるとかでずーっと通行止めです。
新しい道やトンネルができたから無用の道なんだろうけど、ダムの保安とかどうしてるんだろー
と思ってたら、ダムの見える橋から次のトンネルを過ぎたところに旧道の反対側がダムまで通じていて展望台もあるらしい。。。
『行ってみよーっ
』
というわけでやってきました。
ダムを横に見る橋から龍門トンネルを越えた脇に駐車場のようなところ
そこから上へ通じる坂道があった。
軽自動車のエンジンをキリキリ回して上がっていくと思いも寄らぬ公園風の場所。湖も一望できる。
ダムの近くにゲートを作ってあって、その先は通行止め。
元はこのダム自体が道の役割もしていたのだろうか?
近くで見るダムは、ザラザラの質感で、いっそう遺跡の感じ。

普段通る橋がすぐ正面に見える。
『うわぁ~ったかいなぁ~っ』
いつも渡っていて上から下の樹海を覗いたことは何度もあったけど、その橋を遠巻きに見るとあらためてすごい高さだと思った。。。
『よくこんな険しいところにこんな細身の橋ができたものだなぁ。。。』
やっぱり工事の技術ってすごいものなんだよ。
しばし、その景観を見ていてから、展望台を目指す。
意外と整備の整った道。ウチの近くの山の散策路よりずっと楽に登れる。
と思ったのもつかの間、道はみちというよりヤブになっていく。。。
クマ笹やらいかにも山らしい背の高い植物が密生。
ササダニに食いつかれないかと心配になってきた。
上のほうでわずかに東屋の屋根が見えた。
『あそこまでは行ってみないと。。。』
草かき分けて、やっとついた場所からの景観は、育ちきった雑木で湖は見えず。。。なんだかねー。
雑草に囲まれて孤立した東屋の中に空き缶が放置してあった。
でも、この缶…妙な違和感がある。

ビールがスチール缶だよ(たぶん)
当然飲み口も今のようなプルタブ式ではなくて、リングタブ。
ジュースなんか自分で穴を開けて飲むやつだ。。。
いったいいつからここに置いてあるんだろう。
ダメですよ。
旅の恥はかき捨ててもゴミを捨てちゃあね。
しかし、古い缶だなぁ。。。
でも、あまりにもレトロだからここから持ち出すのが忍びなくて置いてきてしまった。


