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石に孔をあける

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黒曜石の加工を長年やってきたが最も難しいのは 「石に孔をあける」 ことだと思っている。
ダイヤモンドの工具、振動ドリル、サンドブラストなど色々な工具を使ってはいるが、未だに納得できる工具に出会えていない。

こうなったら、あの硬いヒスイに孔をあけた「縄文人の技術」に立ち戻ってみるしかない。

縄文人が使った道具の遺物は発見されていないが、穿孔技術は研究者によって解明されている。
要するに、穴のあいた棒(竹か管骨)を回転させ、研磨剤(砂)と水で磨耗させ削り取る、回転させる道具は弓錐か舞錐だろうと推測されている。


ちょっとだけ時間的な余裕ができた9月、挑戦するなら今しかない!


そんな訳で、まず道具作り ~量販店で木材等をそろえ1日かけて「舞錐」を完成させた。



            北の石器人作 縄文風「舞錐(まいきり)」
          ・・・アンティークな仕上がりで結構いい感じ・・・

舞錐




厚さ約20mmの黒曜石、本当に孔があけられるのか疑いつつ作業を開始。


作業




人力でパイプを回転させること1時間30分

電動工具の回転速度は速いが回転は一方向、この舞錐は正逆交互の回転運動をする優れもの。
その結果かどうか定かではないが、電動工具より短時間で直径約7mm深さ20mmの孔が貫通したのです。

貫通





「古代日本の超技術」志村史夫氏(工学博士)は著書の中で、
最先端のレーザや超音波振動を使った穿孔技術と比較し「現代の目で、さまざまな角度から検討してみても、縄文時代に確立された、竹・骨などの自然材の管錐と研磨剤とを組み合わせた ゛回転式管錐穿孔法゛は究極の穿孔技術である。今日でも、基本的には改良の余地はまったくないように思われる。」
と述べている。





縄文式「穿孔技術」で孔をあけた黒曜石で作った弟一作は もちろん「勾玉」です

黒曜石の勾玉





ちなみに、縄文時代の遺跡からは、1万年以上にわたり戦争の痕跡がみられない と云われている。
「核兵器と核の傘で平和が保たれていると狂信しているリーダー諸氏に、縄文人の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいものだ。」 と ・・・ 今宵もほろ酔い気分でつぶやいている北の石器人です。





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プロフィール

黒曜石の鏡に映る太陽

北の石器人

黒曜石(十勝石)の魅力にとりつかれ、原産地・上士幌町に移り住んで20数年・・・
日々、石にまみれて生きている1万年遅れの石器人です。

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