1  |  2    次>    

石器づくり

テーマ:ブログ
中学生の頃、学校帰りに畑で拾った5㎝ほどの「矢じり」
それは、見事に加工された石器でした。
いつ、誰が作ったものなのか?なんて考えた訳ではなく、ただそのものが美しいという強烈な印象・・・。

再び、その石器にめぐりあったのは東京国立博物館。
一番最初に目にしたガラスケースの中に、あの時と同じ美しい「石器」が展示されていました。
それは、すっかり忘れかけていた子供の頃の記憶が蘇った瞬間でした。

人類史の99.9%は、石を道具に生きてきた石器時代、現代人のDNAにもその記憶は残されていて、幸か不幸かボクの場合、その血が騒ぎだしたのを抑えきれず42才の春、サラリーマン生活に終止符をうつはめになってしまいました。

幸運だったのは、故郷が黒曜石の原産地だったこと、父が黒曜石の工芸家であったこと、考古学が石器製作技術を解明しつつあったこと・・・。

小石とエゾシカの角のハンマーで黒曜石に打撃を加えた時に石がどんな割れ方をするのかが、おぼろげに理解できるまでには1年以上かかっていました。

16年間こんなことを生業としていますが、遺跡から出土した古代人のみごとな石器を見せ付けられると、未だにため息と息です。

観光オフ・シーズンの冬場は、石器づくりに集中できる時間。
金属の発見によって消失してしまった石器製作の技術・・・再現することは至難の業だと肝に銘じながら「石器づくり」に励んでいます!

今日 完成した「黒曜石の槍先」・・・自分ではかなり良い出来栄えだと思います♪♪

有舌尖頭器(再現)

満足すると、見せびらかしたくるのは工芸家の悲しい性。
否、遥か昔の縄文人だって、うまく出来た時は集落の仲間に見せびらかしたに違いない・・・と思うのです・・・きっと。

          石器づくりをする時に使う愛用の道具
石器づくりの道具

石器づくりに興味がありましたら、こちらのページも覗いてみてください。

「雪の結晶」 made in 上士幌

テーマ:ブログ
季節外れのみぞれでリンクと化した駐車場に、追い討ちをかける様に雪が降り駐車場は最悪の状態。

「雪かき」は本来「無心」でやらなければならない行為なのですが、つい疑問を抱いてしまったのであります。

いったい「雪」って何なんだ?

雪々と騒いでいるけど、普段見ているのは地上に降りた雪の集合体で・・・。
北国で生まれ育ったくせに、「雪の結晶」を見たことが無いことに気づいたのです。

どうせ降り続いているのだから、除雪してもどうせまた積もる・・・などと都合良く解釈をし「雪かき」は一時中断。

疑問1、雪の結晶は肉眼で見ることができるのか?
疑問2、雪の結晶は8年前に買ったバカチョン・デジカメで撮影できるか?


情報を探しまくり、早速実験してみました。

答え1、雪の結晶は肉眼で見ることが出来きます
       寒冷地上士幌町なら肉眼で約2mm位の雪の結晶が確認できます。

画像は拡大していますが、こんな感じで見えました

雪の結晶は肉眼でも見える


答え2、バカチョン・デジカメでも撮影できます
    ただし、黒い板と寒さに耐える精神力が必要です。

ちょっとピンボケだけど・・・made in 上士幌の「雪の結晶」

結晶1-1結晶1-2結晶1-4


      結晶1-5     結晶1-3

みぞれ&雪にはウンザリしていましたが、自分の目で「結晶」を見ていたら
雪の研究者、故中谷宇吉郎氏の「雪は天から送られた手紙である」に微妙に共感しました。

除雪作業は重労働だけど、雪と戯れられるのも北国に住むものだけの特権ですね

それにしても、いつも除雪を救援してくれる隣のSさんには心から感謝してます。


で、結局 「雪って一体なんなの?」

「雪とは、水蒸気が水滴に凝結せずいきなり氷晶したもの・・・ 雪は「気体、液体、固体」のいずれにも属さない物質で~現代でもまだ未解明」・・・略・・・

「雪の結晶に設計図はない。雪の結晶とは永遠に続く成長過程の1コマをいうのであって、あるタイプへの完成がめざされているわけではないからだ。
・・・雪の結晶と生命がともに変幻自在の自由さをもつのは、水という不思議な物質を素材とするからなのである。」
                                        (Newton 灼熱の雪景色より)            


う~ん 良く分からないけど・・・雪は未だに 「その正体が未解明」 という結論に妙に気持ちが落ちついて、再び「雪かき」を始めました。

一夜で・・・

テーマ:ブログ
朝起きて、店の駐車場の変わり果てた姿をみて愕然・・・

一年で一番寒いはずなのに、昨日は「みぞれ」が降っていました。

我が家の除雪担当者としては、雪ならどっと積もっても覚悟して除雪作業に集中できるのですが、この季節に雨みたいな雪みたいなどっちつかずの「重たいみぞれ」は最強の敵なのです。

「人力ダンプ」でヒィヒィ云いながら除雪をしていたら、近所のSさんが重機で救援に駆けつけてくれ、なんとかギックリ腰にならずに済みました。

夕方には「みぞれ」も上がり、除雪担当者としての任務を果たし、ご褒美に1杯やって早めに寝ました。

安堵して爆睡していた深夜・・・事態は刻々と変わっていたのです!

一日中 プラスで推移していた気温が、ありえないことに23時に最高気温(+2.4℃)
に達し雪を融かし、朝方一気に急冷したのです。

じゃ~ん
一夜にして、ボクの店の駐車場は全面「カーリング・リンク」と化していました。

「十勝石のミニチュアカーリング」で遊んでいる場合ではないのですが、こういう場合、とりあえず笑って楽しむしか手がないのです。

・・・恐るべき 地球温暖化!

一夜でできたリンク

世界天文年 2009

テーマ:ブログ
今年は「世界天文年」、ガリレオが初めて望遠鏡を天界に向けてから400年となることを記念して世界中の人々が夜空を見上げ、宇宙の中の地球や人間の存在に思いを馳せ、自分なりの発見をしてもらうことことを目的に設定され、昨日その開幕式がパリのユネスコ本部で開催されまました。

「"国際"」ではなく「"世界"天文年」としたのは、参加主体が「国」ではなく「個人」が主役だからとのことだそうです。
スローガンも「The Universe: Yours to Discover(宇宙~解き明かすのはあなた)」

・・・・   ・・・・   ・・・・

上士幌町の街の中でもそれなりの星空を見ることができますが、何年か前に設置された「バルーン型の街灯」が上空も照らしていて、見える星の数が少し減ってしまった気がします。
防犯上、街灯が必要なのはわかるのですが、なにもわざわざ空を照らさなくてもいいのになぁ・・・

そんなわけで、
子供の頃に見た星空を、子供たちにも見せておきたくて、夜な夜な町内を探しまくり ついに発見

・・・清水谷から芽登にむかう中間あたり・・
ボクが知るかぎり、近場で車で移動できて、人工の光の影響を受けずに星を見ることができるのはここだけ
ここなら、それはもう圧倒的な宇宙を観ることができます♪

・・・・・   ・・・・・   ・・・・・

「糠平に来られたお客さんに、10分間だけでも良いから街の灯りを全部消して、最高の星空を見せて上げたいねぇ」

ぬかびら源泉郷で宿を営んでいるサンコさんと二人で飲みながら、そんな夢を語っています。

                 「宇宙から見た地球の夜景」
                                       日本列島は突出して光っている!   
夜の地球
                      World Stable Lightsデータ


    ズームアップして北海道を見たら・・・ぬかびら源泉郷の灯・・・が見えました

夜の糠平
                         Nighttime Lights of the Worldデータより国立情報学研究所制作

ぬかびら源泉郷が街の灯を消した時、大雪の山々が他地域の光を遮断して絶好の条件になることが画像から予測できます。
その瞬間、糠平にどんな星空が現れるか想像したたげでワクワクします♪

「2009世界天文年」 お客様には最高のおもてなしになると思うのですが・・・。

黒曜石の宇宙

テーマ:ブログ
子供のころから星空を眺めるのが大好きでした。

街の灯は今よりはずーと小さく、家の屋根に登って寝転んで観ていた宇宙は今でも脳裏に焼きついています。


磨き上げた黒曜石の光沢に宇宙を感じ、何時かこの石で小さな宇宙を表現したい思うようになりました。

当時、石の研磨を習得したばかりのボクには、磨き上げた漆黒面にどんな方法で星や銀河を彫ることができるのかが、全く思いつきませんでした。

出会いとは不思議なものです♪

この仕事を初めて3年目の冬、磨き上げた面に浮かび上がった文様に言葉を失いました。
・・・「銀河」としか云い様のない文様が浮かび上がったのです。


黒曜石の銀河
                                             上士幌産黒曜石

石との素敵な出会いでした!

どんな条件で、天然の石にこのような模様が形成されたのかは未だわかりませんが、この黒曜石を手にしてから10年、試行錯誤を繰り返しながらボクは 「漆黒の石に宇宙を彫り」 続けています。

石も 人も みんな宇宙のひとかけら・・・

1  |  2    次>    

記事テーマ一覧

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2009年01月      >>
28 29 30 31 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

ランキング

総合ランキング
35位 / 696人中 down
ジャンルランキング
10位 / 53人中 down
観光
地域ランキング
16位 / 97人中 down
上士幌

サイトバナー

かみしほろん

プロフィール

黒曜石の鏡に映る太陽

北の石器人

黒曜石(十勝石)の魅力にとりつかれ、原産地・上士幌町に移り住んで20数年・・・
日々、石にまみれて生きている1万年遅れの石器人です。

ホームページ

性別
男性

このブログの読者

最近のトラックバック