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温泉を中心にした町づくり

テーマ:温泉関連
「温泉利用型健康増進施設」という制度をご存知でしょうか。

ヨーロッパを中心とした海外の国と違って日本では温泉療養に健康保険は使えませんが、施設利用料とそこまでの往復の交通費が医療費控除の対象になるという温泉施設があるんです。
といっても、日本でその施設に認定されているのはたった21軒。
北海道には1軒もありません。

なんでそんなに少ないのかというと、認定基準が非常に厳しいからです。
厚労省のサイトによれば、温泉利用型健康増進施設とは、

・温泉を利用した入浴設備と運動設備がある  
(運動施設:トレーニングジム・プールなど)
(入浴施設:かぶり湯、寝湯、気泡浴、ミストサウナなど)
・入浴指導ができる温泉利用指導者の資格を持ったスタッフがいること  
・温泉療法の知識や経験を持つ医師のいる医療機関と提携していること

これら全部が1軒の温泉施設の中になければいけなかったので、なかなか数が増えませんでした。今年に入って神戸の温泉施設が認定されましたが、サイトを見るだけでもかなり気合の入った造りでちょっと驚いたくらいです。

その基準が、今年の夏に緩和されることになりました。
「1軒の施設の中になければいけない」という今までの決まりが、「同じ市町村(もしくは隣接する市町村)に幾つかの施設があり、歩いて行けるか送迎などがあるなら、”連携型”温泉利用型健康増進施設として認定する」ということになったのです。
つまり、1つの町の中に「温泉施設」と「運動施設」と「病院」があれば、認定される望みがあるということです。

この基準の緩和は、まだ1軒も温泉利用型健康増進施設がない北海道ではチャンスです。
現在は豊富温泉が認定に向けていろいろと動いていますが、まだ「北海道で初の認定」というメダルは誰の手にもかかっていないからです。

これを単なる「温泉施設」や「観光資源」として見るのであればそれほど魅力はないかもしれませんが、今までさまざまな市町村で腐るほど見てきた”町づくり”とは全くベクトルの違う町づくりと考えれば非常に魅力的だと思うのです。

既にそれらの施設があるのであれば、今までになかった連携が町内に生まれます。
その中でせっかく造ったのに利用率が低い施設があれば、それを活かす機会になります。

その前に、なぜ「温泉で町民が健康になる」と言えるか…これは別のデータですが、環境省の研究報告書にこんな話があります。

環境省データより

ある町のお年寄りを2つのグループに分けます。
片方のグループは”シルバー大学”に参加した人たち。2週間に1度、シルバー大学で座学・運動・生活改善の講座や講習を行うとともに、それが終わったら温泉に入って帰るというパターンで1年間過ごします。
もう片方のグループはシルバー大学不参加。温泉にも入りません。

その2つのグループを10年後に調査した結果、2週間に1度温泉に入っていたグループの方が調査開始時には平均年齢が高かったにもかかわらず、10年後に死亡または要介護度2以上になっている率は低かったのです。

これと似たような調査は何度も行われているようですが、お年寄りを2つのグループに分けて片方には温泉入浴券をばら撒き、片方にはそうしないと、温泉に入っているグループの方が医療費が安くなるという結果はどこでも出るそうです。

町民が意識しようとしまいと、定期的に温泉に入ることは健康維持の助けになる。
それはこれから訪れる超高齢化社会において非常に大切なポイントになります。

そうした知識やデータの裏付けがあることをベースに、町内で連携型の温泉利用型健康増進施設の認定を受け各施設をどんどん利用してもらえれば、健康な町民を増やすことに繋がります。医療費や介護費を減らす助けになり、健康維持と医療費控除という自治体にとっても利用者にとってもメリットが生まれます。

高齢者向けの福祉施設は今後さらに必要になってくると思いますが、そうなる人を減らすという意味ではこちらの方がはるかに積極的で健康的です。

もちろん、それらの施設は町民以外でも利用可能。
その場合、関連施設が1軒の建物に全部入っていないので、利用者は必然的に町の中を闊歩することになります。また医療費控除の対象になるので日帰りで1回行くだけで良いというわけにはいきません。必然的に滞在型か通うかのどちらかになります。
そうなれば、町内での新たなビジネスチャンスが生まれるかもしれません。

江戸時代以前に日本人は自然に湧いている温泉に湯船を造り、その湯船を中心に町を造りました。湯船の周りに宿泊施設ができ、宿泊者が増えればそこにお土産や食べ物を売る人が集まり、そのようにして温泉街(湯治場)は発展していきました。
現代でもそのように温泉を中心に町を作っていく施策があっても良いと思うのですが、この温泉利用型健康増進施設の仕組みはまさにその点でうってつけの方法ではないかと思います。

でも、結局北海道1号は豊富温泉に持っていかれるんだろうなぁ。
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新幹線がやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ!

テーマ:ドライブ
もうメディアの熱狂ぶりが冷めてしまった感がありますが、先週末から北海道にも新幹線が走るようになりました。開業初日はどう考えても人でごった返すと思い、私は開業2日目に新幹線を見に行くことにしました。

朝札幌を出発して、順調に走ります。
ちょうどお昼前の時間だったので、新幹線を見るより先にお昼を食べることに。
腹が減ってはなんとやら、です(笑)
限定メニュー
春休み中の日曜日だからか、新幹線の影響なのかは分かりませんが、ラッキーピエロ総本店はお昼時でお客さんのピークを迎えていました。あっという間に注文待ちの列が外まで行ってしまうほどの混みっぷりです。
ラキピは注文してから受け取るまで少し時間がかかるので、こりゃまずいなと思ったんですが…お店側がきちんと対応していました。それがこの写真。ぱっと見何だか分かりませんが、混雑することを予想してか、通常時より大幅に減らしたメニューを掲げていました。
売れ筋の商品を中心に品数を絞ることで、注文を受けてからお客さんに手渡すまでの時間を短縮しようということです。

とんかつバーガー
注文をするまでは結構並んで待ちましたが、注文を終えてから品物が来るまでの時間は爆速。
普段の半分以下の時間で来たように思います。
注文するまで長い時間待たされ、品物が来るまでさらに長い時間待たされたら、当然お客さんはイライラし始めると思うのですが、メニューの品数を絞った効果がはっきりと出ていて、なかなか良い対応の仕方だなぁと思いました。
いつものとんかつバーガー、美味しくいただきました♪

新函館北斗駅
そんなわけで、お昼を食べた後新函館北斗駅へ。
開業フィーバーで駅周辺は車、車、車…駐車場に入るまでの誘導が若干もたつきましたが、それでも無事に車を停めることができました。
後で触れますが、駅の横でイベントをやっていたこともあり、駅の中も外も人でごった返しています。ただ、メディア関係の姿は全くと言っていいほど見ませんでした。どのメディアも初日に押しかけて煽るだけ煽っておいで、その後はどうでもいいようです^_^;

キリ番入場券
それはさておき…人の波を掻き分けながら駅の入場券をゲット。
キリ番が密かに嬉しい(笑)
これを握りしめてホームへ向かいました。

2両並ぶ
駐車場に車を停めるまでの間にH5系の車両がいなくなってしまったため、見ることができたのはE5系の車両のみ。ちょうどホームには新幹線が並んでいました。
散々ニュースなどで映像を見てはいましたが、鉄分を求めない私でも実物を見るとテンションが上がります(笑)ただ、ホームにいる人のほとんどは私のように見に来た人で、旅行者の姿は少ない印象。
この後すぐに手前の車両は回送で出て行ったので動いているところも早速見られました。

東京へ向かう
少し待って、ホームにいたもう1台の車両が出発。

到着!
それからほとんど間隔をあけずに、今度は東京からの便が到着。
そんな感じでバッチリ新幹線を見る(写真と動画に収める)ことができました♪

「北斗おもてなし祭」
ホームでひとしきり新幹線を見た後は、駅の内外を散策。
駅の横では「北斗おもてなし祭り」なるイベントが開催されていました。
ホッキ寿しの無料提供などもあり、これを目的に来ていた地元の方が多かった印象です。
渡島・檜山の周辺市町村から、少し離れたところまで様々な屋台が出店していました。

飴
そんな中、七飯町のブースではコアップガラナでおなじみの小原さんが出店。
小原さんの商品が大好きな私はここでまたテンションが上がりましたが…何と、早々に商品がすべて売り切れとなっていました。
この手のイベントでは売りきっちゃうと「今日はもう完売しました(あ〜良かった良かった!撤収!)」で終わることが多いのですが…小原のスタッフさんは一味違いました。
「すいません、もう全部売れちゃったので、せめて飴だけでも食べてください」と、コアップガラナキャンディーを通る人に一粒づつ配っていたのです。
こういう気持ちこそ、本当のおもてなしの心だと思うのです。
キュンとしました。小原さんがますます好きになりました♪

そんな感じで、新幹線を見たり、幾つかのお手本になるような良い面も見られて満足でした。


ただ、何も疑問を持たなかったかというと、そういうわけでもなく…。

実は、この一週間前にも駅の様子を見に来ていたのです。
新函館北斗駅前
これが新函館北斗駅前。
ちょっと分かりにくいですが、レンタカー屋さんが並び、飲食店が1軒開業した他は何もありません。駅の横のホテルも工事中で、完成までまだまだかかります。

木古内駅前
こちらはもう一つの新幹線の駅、木古内。

みそぎの郷きこない
木古内駅の目の前には新たに道の駅ができました。

正直、これだけ?という感じです。
新幹線の開業時期は前から決まっていたはずなのに…。
駅を出て、楽しめる場所が何もないのです。北海道らしさを感じる場所がないのです。

新幹線はただの移動手段です。
もちろん、それに乗ること自体を目的にしている鉄道好きの人もいますが、そういう人は最初と最後だけ押しかけて、定期的に同じ新幹線を利用するようになるとは到底思えません。
そして、今まで鉄路がなかった土地に初めて鉄路ができたのではなく、今まで幾つかの選択肢があった在来線を全て廃止して新幹線に入れ替わっただけなのです。

つまり、今までより不便になり今までより高くなった鉄路を使ってでも、わざわざ来てくれるお客さんを作っていかなければいけないということです。新幹線が通るようになっただけで、駅に降りてくれる(わが町に来てくれる)お客さんが増えるとは考えられないのです。

そういう観点で見たら、北斗市も木古内町も何もしていないに等しい。

木古内駅を出ると目の前に道の駅があるので、木古内駅で降りたお客さんは駅を出たらまず道の駅に行くでしょう。それほど広くはないので、30分もあれば見終わります。そして、その後行くところがない。
寒中禊が町の一大イベントゆえ、道の駅名は「みそぎの郷きこない」、中に入ってもとにかく「みそぎ」。お土産にもみそぎの文字が並びます。
本州から来た方がここに入って、「木古内って何で有名?みそぎ?みそぎっていつ見られるの?」と思っても…最短で10ヶ月後です。それまで待てというのでしょうか。

周辺市町村などのパンフレットは山ほど置いていますが、応援したい気持ちがある私でも木古内という町を知りたいと思えるような気持ちは持てなかったというのが正直なところ。
せっかく目の前に海があるのに…函館山を望む海辺を歩くだけでも海を越えてきたという実感は得られるでしょうし、癒し効果もあるのに、そういったものは全く利用せずに箱から箱へ人を行き来させるだけ。道の駅に来ても、パンフレットを収集して終わりです。

新函館北斗駅についてはよくこんなところを選んだなというくらい函館から離れていて、道南の中心都市である函館の空気を感じるものは全くありません。駅の中には北斗市の観光案内所と北斗市のアンテナショップがありますが、それだけなら駅を出なくても良いわけです。街外れにあり、とにかく駅の前が教習所のコースのように何もないので、駅を出て散策するような動線を全く作ることができません。

つまりどちらの駅も状況は一緒。「ここで降りてこの町で時間を過ごしたい」と思わせるものがないんです。そう思ってもらえるように何かしなくちゃいけなかったはずなのに…。このままでは新函館北斗駅ははこだてライナーに、木古内駅はいさりび鉄道に乗り換えるだけの待合所にしかなりません。新幹線が通る前と変わらない閑散とした通過駅になるのはもう目に見えています。

新幹線そのものの集客力には限界があるとはいえ、今回の「北海道新幹線開業・新駅オープン」というのは間違いなく二度と来ない大チャンスでした。新駅としてオープンできるチャンスはたった1回だけしかありません。ありとあらゆるメディアが押しかけて来て報道してくれて、これ以上はないくらい人が来ることはもうないはずなのに、そのたった一度のチャンスを水に流してしまったようなものです。
なんてもったいない!
悔しさに似たような感情を覚えました。

それでも、まだ札幌に延伸するまでは時間があります。
その間に、北斗市や木古内町がどんな手を打ってくるのか、楽しみにしたいと思います。

先日熱海に行った時に向こうの方と新幹線の話になったのですが、本州から見れば「北海道新幹線とは言うけれど、海を越えただけですよね」と言われて何も答えられませんでした。海を越えただけで北海道の端で降ろされる…そこからが大変。それが向こうから見た北海道新幹線の姿です。
北海道新幹線より、北陸新幹線1周年の方がはるかに話題性があるという話も頷けます。
それでも「木古内に行ってみたい」「北斗市って面白そう」「もちろん函館にも行きたい」「新幹線を降りたら、そこから北海道のいろんな場所へ旅したい」…そんな動機付けを与えられるようなアクションができるか、地域の力がこれまでにないほどに試されていると思います。

新幹線がお客さんを連れて来てくれるんじゃない。
地域の魅力がお客さんを連れてくるんです。
その力があれば、結果として新幹線に乗ってくる人が増え、先行きが心配されているJR北海道にとっても嬉しい結果になるのではないかと思います。
他力本願で待っていては何も起こりません。

道南出身者として、道南の市町村には頑張ってもらいたいです。
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学びと出会いの冬

テーマ:温泉関連
2015-2016シーズンの冬は、タイトルそのままの冬でした。
冬の間は別の仕事をしていますが、それでもある程度自由なわけで・・・ここ何年もの間、行きたいと思いつつサラリーマン時代には行くことができなかった場所へ一気に行きました。


まずは昨年の12月はじめ。
2013年に在宅で温泉ソムリエになったものの、ほとんど他の温泉ソムリエと接する機会はなく・・・幾つもある温泉資格の中で最も裾野が広くて人数も多く、横のつながりが非常に活発な温ソムの恩恵をいまいち受けられずにいたあの頃^^;
毎年11月末に行われている大オフ会が、今回は12月に開催される事となったのです。
これは行かなきゃ損!というわけで、「はじめてのおつかい」ばりに戸惑いながら銀座へ。


全国から100人ほどの温泉ソムリエが集まりました。著名なライターさんから歌手、テレビ局のディレクターや各地の温泉地で働く方などなどメンバーはさまざま。
北海道からは「ニセコ温泉部」運営メンバーの4人(私を含む)で一緒に楽しみました。
実は裏方でチームとして幹事さんのサポートをしていたお蔭で、幹事さんたちと常に一緒。
嬉しい経験でした。


その温泉ソムリエ大オフ会の2日後、そのまま東京の蒲田で「温泉観光実践士」の講座へ。
「温泉観光実践士」は大阪観光大学で毎年開催している資格講座ですが、それが出張開催したような感じでしょうか・・・2日前のオフ会の幹事をされていた方が続いてこの講座の窓口となっていたこともあり、非常に大勢の受講者が集まりました。
恐らく、そのうち少なくとも1/3以上は温泉ソムリエで一昨日会ったばかり・・・というか、間に一日空いたのでみんなで蒲田の温泉銭湯巡りをしたりしていたので、もうずっと一緒(笑)


この講座は2日間のカリキュラムで、日本や海外の温泉の歴史から温泉施設の運営など、様々な分野を学びます。そして、この講座を3回・5回・7回受講すると頂ける資格名が変わってゆくんです(笑)
私は2014年に大阪で受講しているので、この東京が2回目。
内容は基本的に一緒ですが、大田区開催ということで大田区の銭湯の話があったり、無料ホームページ作成のJimdo‎の方が話す単元があったりと、少し変わっていて楽しめました。


温泉観光実践士の懇親会には、日本の温泉研究の神のような存在である甘露寺先生と、テレビでも活躍しておられるライターさんがゲストで来られ、非常に濃い懇親会となりました♪

さて、年が変わって今年の2月。


徳川家康が湯治を行い、DAIGOが結婚時に(新婚旅行は)「とりあえずATMで」と言った温泉地、歴史ある熱海に渡りました。もちろん初めてです。


熱海ではご当地検定として「温シェルジェ」という温泉資格講座を開催しています。
そして、この温シェルジェの主催団体とタイアップしているのが日本温泉地域学会。日本温泉地域学会は毎年草津温泉で2日半の「温泉観光士」という資格講座を開催していますが、今年は3度目のタイアップということで、ここで受講すると「温シェルジェ」と「温泉観光士」の2つの資格が取得できる訳なのです!


9月に草津には行けないが、2月の熱海なら行ける。この同時開催のチャンスを待ってました。
なぜこの講座に価値があるかといえば・・・講師の先生方が超豪華なのです。
前述の温泉分析の重鎮である甘露寺先生に、Dr.炭酸泉との異名をもつ前田先生、温泉地を中心とした観光地理学の重鎮・山村先生。そして、私に本当の温泉学を教えてくれたと勝手に心の師に思っている石川先生・・・お会いしたい先生方ばかり。
「この講座を受けられなくても、先に何かしらのつながりを作りたい」と思って日本温泉地域学会の会員になるほど、待っていたのです(笑)


カリキュラムは2日間の座学と半日のフィールドワークで、非常に濃い2日半でした。
提供された内容には「これから論文になるものもあるのでネットに流さないように」と言われる最新の研究も含まれ、本当に勉強できたという満足感たっぷり。

心の師である石川先生と親しくなれただけではなく、熱海の皆さんは運営の方も受講者の方もみなさん親切で、プラス受講者の1/4以上は温泉ソムリエ仲間。合間に巡った温泉は大好物の共同湯やレトロな木造旅館・・・食べ物も美味しくて、良い思い出しかありません(笑) 平日でも札幌駅のように沢山の人が熱海駅で降りている理由が分かった気がしました。
梅や桜も綺麗だったなぁ~。改めて雪というもののハンデも実感^^;


そして今月(えっ、まだあるの?)。


6日は長沼温泉で行われた松田教授の講演会へ。
教授は研究の拠点を中国に移していますが、実は昨年も私のところに来てくださったりしてます。他にもお会いしたい方々が行くということを聞いて出かけましたが、参加者全員にアンケートと引き換えで温泉の無料入浴券が配られた(超太っ腹!)おかげで、講演会の後に教授と温泉で語らう時間ができました。
ぬかびらの話を含め、いろいろな温泉の話をお聞きすることができました。


先週は東京へ。しかも12月に行ったばかりの蒲田へ。
ぬかびら時代に、ぬかびらでやったのに、参加できなくて悔しい思いをした温泉入浴指導員。
5年越しのリベンジに行ってきました。


実は1月にも受けている救命講習を再びここで・・・

もちろんお風呂を使った運動プログラムも作りました。


お湯が真っ黒ですが、会場になったのは蒲田でも屈指の黒湯の銭湯「改正湯」。
北海道のどのお湯よりも黒いです(貸切のため撮影許可が降りています・普段はNGです)。
そんな改正湯さんには「風呂デューサー」を名乗るアイデアマンの若者がいます。12月に初めてお会いし、その後もSNSで交流していたので、再開を楽しみにしていましたが、やっぱり凄いアイデアマン。変なのに真面目。刺激を受けました。

温泉入浴指導員は温泉資格の中でも唯一国(厚労省)が関係する公的なもので、座学で学ぶ講座の内容はこれまであちこちで学んできたものと共通の部分がありますが、施設管理者として違った視点で物事を見る助けになったと思います。
そういえば講師の先生はぬかびらにも来ていた方でした。

そんな感じで「温泉観光実践士」「温シェルジェ」「温泉観光士」「温泉入浴指導員」という4つの資格を取得したこの冬。いずれも北海道から行く人は少なく、それぞれに温かい歓迎を受けて楽しむことができました。単に学んだだけではなくて、全国に知り合いができ、SNSを通じて国内の温泉地の取り組みなども見られるようになってきました。
どんどん情報が入ってくる・・・それもまた嬉しいことです♪


実は、4月に札幌で温泉ソムリエ協会認定「温泉ソムリエ認定セミナー」が開かれます。
北海道では3回目。そして私も運営グループの1人としてお手伝いしています。
今度は私たちが皆さまをお迎えする番。
各地で歓待していただいた分、今度は来られた皆さんをもてなしたいと思う次第です。
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気持ちのバリアフリー

テーマ:温泉関連
今年の4月に、本州の温泉ソムリエの方々と10人ほどでニセコの温泉を巡ったときのこと・・・あることに気付きました。一緒に巡った温泉の中に混浴の温泉が2軒あったのですが、男性も女性もほとんどの方がお風呂用の湯あみ着を持っているということです。
それを着て入るので、混浴でもそれほど抵抗なく楽しくお湯を楽しむことができました。

昔から混浴の温泉を持つ施設で、湯あみ着を何着か用意して貸し出している施設があります。
またこのご時世、基本的に保健所は混浴湯船を新設したくても許可しませんが、有料で強制的に湯あみ着を着させることで許可をもらう施設が(知っている範囲で)道内2軒ありましたので、保健所としてもそれならOK出しても良いと考えているのでしょう。

しかし、この湯あみ着・・・混浴を楽しみたい人だけのものではありません。
北海道保健福祉部のサイトには、公衆浴場や旅館の方に向けて・お客さんに向けてこんな案内を出しています。


                                          


湯あみ着は手術の痕を見せたくないと感じる方のためのものでもあるんです。

2シーズン日帰り温泉の運営をしていて、こういう事情の方が何名か来られました。
「今はすいてますか?手術した痕を他の人が見たらきっと驚くので・・・」と玄関先で聞かれたこともあります。

今シーズンの営業が終わっても、そんな方のことが気になっていまして・・・
湯あみ着はネットで3000円-4000円で買えるものなので、本当はそういう方が自分で買って持参するのが一番良いのですが、来期はうちの温泉でも湯あみ着を用意して無料で貸し出すことにしました。
やっぱり、そういうことを気にせず温泉を楽しんでもらいたいですからねぇ。


こんなワンピースタイプの湯あみ着を用意する予定です。

1着でも2着でも良いので、どの温泉施設でも用意するようになるといいなぁ。
建物をバリアフリーに作り変えることはできませんが、精神的な面で温泉に入りづらいと思っている方の段差はこれで少し低くなるはずなので、せめてそれくらいはしたいと思っている私です。


そしてメディアで温泉に入る機会がある方も、自分用の湯あみ着くらい持っていてほしい!
いつまで「特別に許可を受けてタオルを巻いて撮影しています」ってテロップ出すんでしょう。男性でも女性でも湯あみ着を着てロケに望めばなにも問題ない上に、それがこれまで湯あみ着の存在を知らなかった方の目に入ることで、今まで温泉に行くことを躊躇していた方が温泉を楽しめるようになるかもしれないのです。

是非そうして頂きたいと思います。
2

懐かしの味を探して

テーマ:ドライブ
お久しぶりです^^;

今年も何とか11月末まで温泉の営業を無事にすることができ、少しの休暇を経て冬の間の仕事期間に突入しています。1年のうち7か月は個人事業主、5か月は企業に雇用されるという生活はなかなか大変な部分もありますが、楽しんで過ごしています。

ところで、先日道南へ行ったときのこと。

だいぶ前にテレビで「たぬきケーキ」の話を見て、そういえば子供の頃食べていたな、と。
そのたぬきケーキをお土産にゲットしたいとふと思いました。

そう思い、江差町の「前田製菓」さんへ。
以前は和洋菓子のお店だったのですが、店内に入ると和菓子しかありません。
お話を聞くと、ケーキ類は注文があった時と余裕がある時だけ作っているとのこと。
たぬきケーキも作っているが、手間がかかる上に人気ですぐに売れてしまうそうです。

そんなわけで全くありませんでしたが、「作ったら電話しましょうか?」「(壊れる可能性がありますが)冷凍にして送りましょうか?」なんて言葉がお店の方からサラッと出てきて、ちょっと嬉しかったです。
たぬきケーキ目当てで、他は何も買わなかったのに・・・申し訳ない。
それでもそんな一言がすぐに出てくるところに、おもてなしの精神を感じました。


さて、また来ようと思いながら前田製菓さんを後にして、隣の厚沢部町へ向かいました。
くらや
厚沢部町もまた小さな農業の町ですが、メインストリートは広く綺麗になり、だいぶ印象が変わりました。そのメインストリートに昔からある洋菓子屋、「くらや」さんへ。
どうやらこちらにもたぬきケーキがあるらしいのです。

早速車を停めてお店に入ると・・・・
たぬきケーキ
ショートケーキタイプではありますが、たぬきに出会えました!!
いや~懐かしい♪
2つしか残っていませんでしたので、その2つとも買って帰りました。

昔懐かしいバタークリームのケーキでしたが、これが今食べると新鮮で。。。
子供の頃に食べていたのは本当にたぬきの置物のようなダルマのようなお腹のケーキだったのでディテールは違いますが、それでもこの顔やナッツを使ったしっぽがかわいらしくて、食べるのが勿体なかった^^;
たぬきを連れて帰ることができて良かったと思いました。
この2軒には是非また行きたいと思います。


おしゃれなケーキ屋さん、素材にこだわったケーキ屋さん、キャラクターや似顔絵ケーキが作れる技術のあるケーキ屋さんはどんどん新しくオープンしていますが、きっとその裏でこういう昔ながらの”洋菓子店”は少しずつ姿を消しているのだと思います。

「時代が変わった」と言われればそれまでですが、そんな昔ながらのものが大事にされず無くなっていくのは私が好きな温泉や車も一緒で、新しい商品を作りつつもこうやって数十年前からあるような商品も大事にして作っているお店がまだ残っている・・・それも自分が住んだことがある町で残っているのは嬉しい限りです。

ほっこりした気持ちになって帰りました。
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プロフィール

のん

オープンな車で道内を走り回る札幌市民。温泉ソムリエです。
温泉や宿泊業・旅に関わることが興味の対象です。

性別
男性

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