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夏子の冒険 三島由紀夫

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夏の計画とか、夏の旅行とか、夏という言葉にはとても弱いのですが、

同じく弱い言葉に、「冒険」があります。

なので、今日ご紹介する本は、

 

夏子の冒険/三島由紀夫 です。

我侭で破天荒な女性が主役の青春小説で、出てくる登場人物がコミカルなので、

とても読みやすいと思います。

夏のさわやかな北海道を舞台に、物怖じしない主人公が魅力的で、

心に残る作品です。同じく、北海道が舞台の

羊をめぐる冒険/村上春樹

も一緒に読むと時代の移り代わりも感じられて面白いです。

ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹/ジェフリー・ユージェニデス

も同じテーマの様な気がします。

「The Virgin Suicides」という映画にもなっている

ので、そちらもオススメです。

(監督が『地獄の黙示録』のフォード・コッポラ

の実娘のソフィア・コッポラで、

この人の作る映画はとってもガーリーでおしゃれで有名です。)

夏目漱石の三四郎とか、坊っちゃん

に出てくるような少年から青年への成長と比較すると、

少女から女性への成長に伴う苛立ちや焦燥感が

懐かしく切ないなと思いました。

主人公の少女の一人が自殺しようとして失敗し、

理由を尋ねられると、

「だって先生は13歳の女の子じゃないもの」と語ります。

思春期の女の子の気持ちを

知りたい方はぜひ読んでみてください。

体験したことがないことを見てみたい!

という恐いもの見たさみたいな感情や

もっと世界には面白いことがあるんじゃないか

と探求する心は、年を重ねると減っていくような気がしますが、

それはそれで昔の自分を捨てているようで寂しいです。

そんな自分に気づいてしまった時には

青春小説を読むのもありかなぁと思います。

 

ペンギンの憂鬱・銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件

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いつも見ていただいてありがとうございます。

晴れると夏の感じがして、夏休みが楽しみなわくわくする懐かしい気持ちになりますね。

みなさんは、本を買う基準ってありますか?

話題の作品が読みたかったり、好きな作者の新刊だったり、その時々によるのかな、と

おもいますが、たまに、なにか本を買いたくて、本屋さんに行くことがあります。

そんな時は、面白そうな本を探して買うことがあります。

そして当り!と思った二冊をご紹介します。

ペンギンの憂鬱/アンドレイ・クルコフ

憂鬱症のペンギンと暮す売れない新聞記者のお話で…と、概要を見るだけで面白そう!と

購入しました。ちょっとした謎解きみたいなストーリーなので、読みやすいです。

銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件/アンドリュー・カウフマン

装丁、書体が凝っていて、ファンタジックな本です。

タイトルどおりの内容ですが、メタファーが多いので、

脳みそが違うことを考えたいと思っているときに読むことをオススメします。

二冊とも、ストーリーがあるような、ないような感じですが、

日々を過ごすうちに残っていくむなしさを昇華してくれるような

爽快感が読後にあります。

それにしても、設定の勝利ですね。我輩は猫であるも、

人間アレルギーの猫からみた人間社会っていう設定がまず面白いですよね。

いろんな作者の脳みそ覗いてみたいですね。

きみの友だち 重松清

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読書日和なお天気が続いていますね。
みなさんは、どんな時に本が読みたくなりますか?
リラックスしたい時、現実逃避したいとき、知識がほしい時…。
きっと様々な素敵な理由があると思いますが、私は、魅力的な作品を読んだあとの、
「頭が空っぽになる、透明な自分になれた感じ」を求めて本を読むことが多いです。
作者や登場人物と自分の考えを反芻する感覚がすきなんだと思います。
引き込まれるような作品だと特に、この感覚が強く感じられて
本を読む時間に対する満足感も高いように思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重松清さんの作品もそんな引力の強い作品です。
とくに、この「きみの友だち」と「青い鳥」「ナイフ」は、
小学生から高校生にかけての学生時代に読んでおけばよかったなと思いました。

他人とのすれ違いと、それに向き合う力をもてない弱さをそっと見つめて成長させてくれるような
作品です。

前々職で、塾講師をしていたころ、中高大受験生の受験国語の頻出作者の本棚を作っていたことがあります。重松清さんの作品は、中学受験の国語での、大人への成長のテーマでよく出されていました。

「本を読んで泣いたの初めてです」と、何回か生徒さんがおっしゃってくれて、国語という科目の勉強じゃなくて、その人の人生に根付いていく作品の面白さがあるんだろうなと感じていました。

「ふぅ」と一休みしたいときに、ぜひ読んでみてほしい一冊です。




映画のおすすめ!

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ゴールデンウィーク中にちょっと映画も見れました!

いくつか書き上げます。
dajirin
『ダージリン急行』ウェスアンダーソン監督
何回も借りてます。3人兄弟が心の旅と称してインドを旅するロードムービーです。音楽が素敵です!この監督の作品は他のも面白いです。ビルマーレイが冒頭でてきますが、とっても贅沢な使い方だと思いました。
3idiots
『きっと、うまくいく』ラージクマール・ヒラーニ監督
私の大好きなインド映画です。歌もダンスもありますが、
3時間かけて見た後の爽快感が凄いです。世の中理不尽と思っている方にぜひ、見て欲しい!
めっちゃ元気になれますよ。伏線の回収がバリ凄いです。
最近のインド映画は本当に面白いです!『マダムインニューヨーク』も良かったです。
mrfoxfox
『ファンタスティックミスターフォックス』ウェスアンダーソン監督
「チャーリーとチョコレート工場」の作者ロアルドダールの
「素晴らしき父さん狐」のアニメ映画です。
原作はあっさりしてるんですが、アニメは音楽もありテンポがいいです。
声だけの出演にメリルストリープ、とこちらも豪華仕様です。

この作品、TSUTAYAさんに3作品ともありましたよ!
「素晴らしき父さん狐」は、上士幌図書館にありますよ!

他にはウディアレン監督の作品をいくつかと、張芸謀監督の作品をいくつか見ました。
ウディアレンさんは困窮する人の描き方が日本一(あ、日本じゃないですね)です!
mid

『ミッドナイトインパリ』(昔は良かったと感じる人に見て欲しい!)は上士幌図書館にありますよ。
(これは、ダージリン急行の三兄弟の長男のオーウェンウィルソンが主演ですね)

そんな、こんなで、ミニシアター系の映画が大好きです!
上士幌町の皆さんは、どこに映画観に行きますか?
『素敵なサプライズ』という映画が気になっています…。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか

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みなさん、お久しぶりです。

ゴールデンウィーク、楽しまれましたか?

私は少し体調が悪かったので、そのおかげもあり(笑)

映画と本を観たり、読んだりできました。

久しぶりに読んで面白いなーと思ったのがまず、こちら

dennkihituji


『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

著者は、フィリップ・K・ディックさん

映画ブレードランナーの原作でもありますね。

内容は、近未来の第三次世界大戦後の未来、サンフランシスコを舞台に賞金稼ぎのリック・デッカードが、
火星から逃亡してきた8体のアンドロイドを「処理」するわけですが、アンドロイドの求める待遇は、人間性を認めて欲しいという点で、処理する意味があるのかと考えたり、生き物を愛でることができるのが、人間性とされているのに、アンドロイドを躊躇なく処理することができるのは、人間性の欠落ではないかと考えたり、映画も近未来のワクワクする感じを味わえますが、小説はもっと細かい心理描写の部分が面白いです。

ブレードランナーは、2018年に映画の続編も出るようですので、今のうちにぜひ、読んで損はないと思います。
SFという言葉だけでワクワクしますね。
同じような世界観を感じた小説に、『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』があります。
こちらも機会をみてご紹介しますね。
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2016年から上士幌町で読書案内活動をさせてもらっています。本が好きなひとも、そうでもない人も一緒に楽しみましょう!

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